中国遠征報告

8/28-9/1にYTKカップの準優勝でいただいた、上海遠征にゆう、ひかり、さき、ちづる、ゆうなの5人で行ってきました。今回が初の海外という選手も多く、緊張の面持ちでの早朝の成田空港、出国手続きも無事に終わり、なんとか飛行機に搭乗し無事上海に到着、入国審査では両手の指の指紋取ったり、カメラの前でじっとさせられたり、中国語でまくし立てられる審査はドキドキの時間でした。

上海の空港に着いてからは上海の日本領事館を訪問しました。領事館では厳重なチェックを経て中に入り、領事館の役割の説明をしていただきました。

領事館訪問後はホテルに移動し、今回の遠征の拠点となる上海市体育学校に夕食に行きました。今回の遠征では現地の選手と同じ食生活を体験してもらいたいという主旨で、体育学校の食事を3食取りました。

2日目は朝から体育学校での練習が始まりました。現地のコーチの指導の元、中国式の練習を行っていきました。上海の選手は翌日から大会を控えていたので一緒に練習するのはゲーム形式を含めて少しだけ、なんとか全敗は免れたものの、勝負に対する執着心はハルトノの選手より数段上だったかもしれません。

3日目も一日練習でしたが、一緒に練習をしていて思ったのは、上海の選手の基礎力の高さで、足をシャトルの下にしっかり運ぶ、常に同じ打点で同じように打つことを徹底しようとする意識の高さ、エラーを最小限にしようとするプレーは是非真似してほしいと思いました。

4日目の午前中はみんなで大会の見学をしてきました。ジュニアの幅広い年代の大会でしたが、ヨネックスの広告がたくさん掲げられているバドミントン専用アリーナで、全てのコートがグリーンマット、各コートの得点掲示と電光掲示板でされている、立派なアリーナでした。
レベルの高い試合も多く、将来国際試合で活躍するような選手もここから出てくるのかもしれませんね。

最終日はラケットは持たず、トレーニングのみでしたが、体のどこを意識してトレーニングをするか、正しいトレーニングをすることの大切さを伝えていただきました。常々伝えていることではありますが、コツコツと正しいトレーニングでより効率的に体を使えるようになってもらいたいです。

この遠征企画は第1回目ということで、試合の運営から遠征の実現まで、手探りではあるものの、形にしていくために、多くの方々が関わっていたという話を伺うことができました。
上海に長年住まわれていて、中国語も話される関東連盟の小山会長、今回の企画の調整をなんとボランティアで行っているという、YTKスポーツの小橋代表とサポートされている皆さま方、ヨネックスの方々、現地の学校との調整をいただいた日本の上海領事館の方々、グージャーミン先生には現地でのコーチングのみならず、通訳までしていただきましたし、とても実りのある遠征になりましたのも、実現に向けた多くの方々のサポートあってのものだったと思います。

参加した選手にはこの経験を通じて得たものを是非チームの皆に還元してもらいたいと思います。

最後になりましたが、今回、このような貴重な経験の場を作っていただきましたこと、YTKの小橋さんをはじめ、小山さん、ジャーミン先生、博さん、劉さん、LiNKSさんに心より感謝申し上げます。